北海道の人でも、どの道路か即答できる人はそういないだろう。
夕張を起点とし芦別まで繋がる道路である。
もとは旭川まで至る計画だったらしいが、炭鉱の閉山など利用状況の変化もあり、芦別で尻切れとんぼとなっている。
延々と峠道が続き、交通量も少ない。
だが、その眺望たるや。
大夕張ダム・桂沢ダムのダム湖岸を抜け、複雑に折り重なる富良野山地に至る。
途中には、「北の国から」のロケ地ともなった三段の滝や、夕張炭鉱の廃坑によりゴーストタウンとなった町、さらに「カナディアンワールド」というバブルの遺構が終点に待ち構える。
春の新緑、夏の濃霧、秋の紅葉。どの時期も美しい。
いつ走っても心の浮き立つ道である。
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