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2006-06-02

No.17 霧

朝靄が好きだ。霧が好きなのである。
よのなかの、とげとげしたものを、ふんわり包んでくれる。
一寸先は闇、という言葉があるが、私には信じられない。
一寸は約3cmである。見えないはずがない。
目がいいのだ。今はそこまで計られないが、両目2.0である。
見えないはずがない。
そこまで見えると、いやなもの、好きなもののいやなところも否応無しに見える。
霧は、全てを白く優しく包み、いいところをくっきりさせる。
強い色をより鮮やかに見せる。
私は霧が好きだ。

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