携帯からはコチラ

2006-10-03

No.56 青空文庫

Web上某所の、携帯小説というのが盛り上がっているらしい。
出版される作品もあり、なかなか売れているようだ。
それについてどうこうはない。個人の愉しみとして書かれたものだ。
読んで面白いと思う人が買うのだろうし、作者と直接Web上で会話できる所も魅力なのだろう。

だが、私は楽しめない。
あれよりマシなものならハーレクインにだっていくらでもある、とすら思う。
それに、本当の名作を無料で読めるサイトだってある。
青空文庫である。

このコーナーの、太宰の項目からのLinkでお気付きの方もいるだろうか。
作者が没後50年を経過し、著作権がなくなった作品を中心に、名作を幅広く収録している。
昔から、布団で本を読む習慣があり、iモードを持ってからは、布団でゴロゴロネットする習慣に変わった私にとって。
こんなにうってつけなサイトは他に無い。

著作権期間が100年に延長されるらしいが。
故人の墓暴きで金を稼ぐのも、大概にしたほうがいい。
表現者というものは、作品が広く知られる以上の喜びはないのだから。

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