ロックという、音楽とも、詩とも、芸術ともつかないものに出会ったのが洋楽からだった私にとって、多くの洋楽かぶれがそうであるように、日本のロックはあまり興味のないものだった。
むしろ、嘲笑の対称ですらあった。
だが、年を重ねるほどに気付かされた。
私は、日本人だ。心に響く言葉は、やはり日本のことばだ。
そういう意識がまだない、お気楽だった思春期の頃。
それでも直接こめかみを撃ち抜く奴らがいた。
意地を張ってCDで聴くことはしなかったが、知らないうちに口ずさんでいた。
そして、確かに彼らに、生きる力をもらっていた。
終わらない歌を歌おう
僕や君や彼らのため
終わらない歌を歌おう
明日には笑えるように
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